さて今回はＹちゃんというＰナのお話。

その彼女は今２８歳で今年結婚が決まりました。そのＹちゃんに会ったのは、エドコンに程近いカラオケでした。日本語が非常に上手で世間話バカ話も普通に日本語で話してもまったく問題無い子でした。
勿論、日本のＰＰ経験者で５回ほど行ったことがあるようですがそれ以上にかなり日本語は勉強したようです。ただし、私の診察は一切拒否となかなか根が真面目な子でした。チップで煽っても乗ってきません。しかしそのスケベのかわし方が非常に上手で私自身も不快になるわけでもなく、楽しく遊ばせてもらっている感が強く有りました。
非常に好みのタイプというわけでも無いのですが、そのカラオケに行くと指名をするのが当たり前になっていました。同伴などはしませんでしたが休みの日に会うこともしばしば有り二人は友人以上恋人未満の関係になっていきました。
彼女の実家にも２回ほど行った事が有ります。マニラから１時間ほど離れた実家は新築でした。
彼女の姉の旦那（日本人）が出資したようです。彼女の父親はジプニーの運転手、母親はトロトロで働いており、基本的には日本からの仕送りだけに頼るバカ家族という感じはしませんでした。そして私が日本に帰ってからも月に２、３回電話が掛かってきていました。

そんなある日彼女が「日本に行くよ」と言ってきました。フィリピンに預けている姉の子供を日本に連れて行く為ということでファミリービザが取れたようです。

そして彼女は念願の日本にやって来たのです。「またＰＰで働くのか？」と聞くと「ファミリービザだから働いたら駄目。何かあったらお姉さんに迷惑が掛かる」と言っていました。
基本的には賢い子なので無茶はしないだろうと思っていました。

ファミリービザが切れると彼女はまたフィリピンの片田舎に帰っていきました。

フィリピンに帰った彼女から月数回の電話が掛かってくる普通の生活に戻りました。あまり気にしていなかったのですが最近電話が掛かってこない事に気がつきました。彼女もいい年だしフィリピン人の彼氏でも出来たんだろうなと思い何気なく電話を掛けると、案の定「彼氏が出来て結婚する事になりました」と言い出しました。

俺「そりゃ良かったな」
Ｙ「貴方を待つ事に疲れました」
俺「待つ事と言われても貴方と結婚する気は今はないと言ったでしょ」
Ｙ「それは分かっていたけど・・・・それでもと思っていました」
俺「でも良かったじゃない。結婚できて」
Ｙ「結婚するからもう電話も掛けません」
俺「別に気にする事はないよ。旦那さん何の仕事する人？」
Ｙ「今の仕事辞めてフィリピンに住んで新しい仕事をする」
俺「フィリピンに住む？まさか旦那さん日本人？」
Ｙ「そう日本人」
俺「何歳？」
Ｙ「６２歳」
俺「何処で知り合ったの？フィリピンで？」
Ｙ「前に日本に行った時のお客さん」
俺「・・・・・・・」

やはりファミリービザで日本に行った時、もっともらしいことを言っていましたがお金稼ぎ兼旦那探しだったようです。
この旦那さんフィリピンの観光地でレンタカー屋を始めるそうです。
１０年２０年後にはレンタカー屋の全ての財産が貴方の物になります。

数週間の少ないチャンスを上手に活かした非常に賢いＹちゃんでした。

せっかくのＶちゃんからのお誘いを取るかゴルフを取るか悩んだ末に出した答えは、両方を取る。

今、契約しているベトナムの会社がこのゴルフ場の株主で力技をお願いしてスタート時間を早めてもらいました。一緒に回るメンバーの都合も有りスタートは８時。終わったのは午後１時過ぎぐらいで即効でシャワーを浴びます。

普段、ゴルフ後のシャワーはサッと汗を流す程度ですがちょっと気合を入れて洗います。シャワーから出るとスプレーコロンを脇の下、首筋そして股間にも一吹き。

さあ準備は完了でここからが問題です。何を隠そうホーチミンからちょっと離れた所に住んでいる私にとってデートコースなど分かりません。とりあえずＶちゃんに「ゴルフが終わった」とＴＥＸＴを送ってみます。

１０分・・・・２０分・・・・３０分・・・・返事が帰ってきません。

電話してもコンピュータの音声でなにやら言っています。

お～っ！これはフィリピンでよく発生する「デンチナイダカラ」と同じ現象でしょうか。
何処も変わんないな～と半分諦めかけていると見知らぬ番号でＴＥＸＴがきました。
「まだゴルフしていますか？Ｖより」
その電話番号に電話を掛けるとＶちゃんが出ました。
話を聞くとシムカードの異常で自分の番号が使えないと言っていました。
お～っ！これもフィリピンでよく発生する「シムカードオカシイダカラ」と同じ現象でしょうか。
まあその辺はあまり深く追求せずに次の行動に移します。

私が地理的に問題があるので分かりやすい「ゼンプラザ」で落ち合う事にしました。
ここはファッションビルでベトナム最新ファッションのお店があるようです。
約束の時間１０分前に着いた私は彼女を待ちます。予想では３０分ぐらい遅れてくるのだろうと思っていましたがなんと約束の時間５分前に彼女は着ました。これはスゴイ！

近くのカフェでお茶をしながら話をします。回りは若いカップル、グループで一杯です。
その中、中年オヤジと若い娘のカップルは十分に浮いていました（笑

ビリヤードをしようという事になりカフェを出てタクシーを拾おうとするとＶちゃんが「ちょっと５分だけ此処で待ってて」と言って去っていきました。
３分後真っ赤なバイクが私の前に止まり後に乗るように言います。そう、Ｖちゃんのバイクで移動する事になりました。

会社からホテルまではよくバイクに乗せてもらっていたのですが交通量の多い市内は初めての経験です。
しかもＶちゃんの運転技術は知る由も有りません。かといって私だけタクシーで移動する事も出来ないのでＶちゃんに命を預ける事にしました。

いや～なかなかＶちゃんの運転はたいした腕前でスイスイ走って行きます。加速、ブレーキングともスムーズで安心して後に座り問題なくビリヤード場に着きました。

ビリヤード場ではいつもは部下のフィリピン人達と突いているのに今日は女連れという事で店の女の子達がビックリしています。

その後、アメリカンステーキ屋で夕食を済ませ分かれました。今日の流れ的には無理をせずじっくりと今後の作戦を考える方が楽しいかなと思っている私です。

なんか久々に純愛をしたなぁと自分的にも満足しました。
勿論新しいシムカードは買って渡したので連絡が付かない事は今後無いと思います。

次は携帯電話が壊れると予想してはいけませんよ！

「ベトナムではカラオケには行かないぞ」と決めていましたが行ってしまいました（笑

日本からのゲストの要望で食事後カラオケに連れて行きました。せっかくなので今まで行った事の無いお店に向かいます。勿論、診察などはまったく期待していません。

リタントン通りから脇道に入ったところのお店に我々５人で入ります。カラオケルームに通され各自が指名をします。日本語が少し話せる森口博子似のＳちゃんを指名しました。

日本語を勉強中ということで色々と話しかけてノートにメモしていきます。まだまだ会話はおぼつかない場面が度々ありました。その彼女が日本の歌を唄うと言い出しました。曲名は「天城越え」です。
何で知っているのかと聞くと携帯電話に演歌が沢山インストールされていました。

隠し切れない～移り香が～♪

上手に「天城越え」を歌ってみせます。
歌詞の意味は分からないでしょうが感心します。その後も日本語の先生をしながら夜はふけていきました。
なんか久しぶりに楽しんだような気がします。また今度、このお店に来ようと思いました。

そして翌日もゲストがいますが深夜便で日本に向かう為に食事の後空港まで送り届けて仕事終了。
さてせっかく市内まで出ていますから今夜もＳちゃんに会いに行こうかなと思いいつもの通りを歩きます。

何故だか一軒のカラオケが気になりました。なんとなく店の前でチーママと話をすると「ビール、焼酎飲み放題で＄２０で良いよ」と言います。「おっ！安い」とＳちゃんの事を忘れてすんなりお店の中に入りました。これが正解でした。

指名したのが西田ひかる似のＶちゃん。

なんとカラオケガールとしては珍しくメガネを掛けています。勿論伊達メガネですがとても知的に見えて心を惹かれます。私に心の中の潜在的なフェチが目を覚ましたようです。日本語は少し喋れますが英語は上手に喋ります。会話はまったく問題なく楽しく過ごせました。
そして彼女から「日曜日は用事が有りますか？」と質問が出ました。デートの約束をしたいところですがゴルフの予定が入っています。
いきなりのお誘いにホイホイＯＫするのもなんか鼻息荒すぎるようだしせっかくのチャンスだし・・・・・
う～ん悩むところです。どうしようかな～