従業員の家族が亡くなったということで葬式に行ってきた。
基本的には、そのような場には行かないようにしています。
今回は、事務所の連中が行くのを送って行くついでに、顔を出した程度です。
現場に着くと皆、家族が亡くなった従業員と軽く挨拶をした程度でテーブルに通されました。
そこへビール、ジュースなどの飲み物および食べ物が運ばれてきます。
遠慮無く飲み始め、食べ始めます。
そして目の前には、カラオケマシーンが準備されています。
躊躇無く歌い始めます。
「♪マハルコ~」
愛の歌は、まあ百歩譲って許しましょう。
「♪ダンシィン クィーン~」
おい!ダンスミュージックは如何なものかと思いますが・・・
ジャンジャガジャンジャンジャーン 100点
イェーイ! ハイタッチして喜んでいます。
きっと故人も軽やかなステップで、天国の階段を上っていくのでしょう。
一人10ペソや20ペソの香典?で酒盛りして、カラオケで騒ぐ。
日本では考えられない葬式です。
このような状態が1週間から2週間続きます。
オバサン熱唱中
カラオケの順番を真剣に待っている人々
下手なガナリ声のフィリピン人のカラオケに飽きた私は、帰ることしました。
家の外に出ると人が集まっています。
覗いて見ると賭場が開かれています。
SAKLA(サクラ)と言うそうです。
20通りのカード絵が有り、親がカードの山から1枚ずつ引いてきます。どの柄が先に2枚出るかを当てるゲームです。当たったら配当18倍。近所の人達が1ペソ、5ペソと賭けています。
葬式の賑わいの一つとしてSAKLAを呼んだようです。
2日前までは闘鶏をやっていたそうです。
フィリピンの葬式は、賑やかに故人を送るのが普通のようです。
酒盛りして、カラオケで騒ぎ、ギャンブルに興じる。
宗教によっても違うと思いますが、日本人にはちょっと受け入れ難いかな。